子育てって大変。
頭ではわかっていたのですが、いざ自分が体験すると
壮絶すぎました。
現在4才の息子と1才の娘の子育て中ですが、
体力も精神力もごっそり削られます。
なのに休むことはできない。給料が出るわけでもない。
そんな子育てを頑張っている皆さん、心から尊敬します。
この記事では僕が子育てをやっていく中で
実感したこと、気づいたことを紹介していきます。
1人時間はほぼとれない
子育てをしていると自分の時間がとれなくなりました。
僕は1人時間で好きなことをして元気を充電するタイプなので、
これはかなりストレスでした。
とにかく子どもは目が離せないので、
本当に自分の時間なんて1秒もありません。
自分のための時間といえば、
睡眠、食事、トイレくらいでしょうか。
仮に少し時間ができたとしても、
趣味を楽しむ余裕がありません。
寝るのを優先します。
それくらい子育てって時間がない。
独身の頃、プライベート全てが自由時間だったのは
ものすごく貴重だったのだと知りました。
努力を全て無にされてもくじけていられない
一時間だっこして寝かしつけたのに、
ベッドに置いた瞬間泣かれる…
頑張ってご飯を作ったのに、
お皿をひっくり返される…
そんな場面が日常茶飯事でした。
積み上げた努力を、子どもは一瞬で無にしてきます。
辛かったのはやはり寝かしつけ。
だっこして寝てくれたものの、
ベッドに置くとなぜか起きる。
なんなの?背中にセンサーでもついてるの?
ってくらい起きます。
そしてだっこのやり直し。
夜の静かな時間にこれを繰り返していると、
気が狂いそうになります。
たとえるなら、1日かけて必死に完成させた仕事のデータを
勝手に消去され、またやり直しという感じです。
それでもくじけるわけにはいかない。
子どもが目の前にいる。
どんな理不尽な目にあってもやめられない。
子育ては精神がすごく鍛えられます。
親になると強くなると言いますが、
こういう仕組みだったのかと実感しました。
日常生活の難易度が上がる
子どもができたら、それまで簡単にできていたことが急にできなくなりました。
外食やちょっとした買い物など、子どもがいるというだけで
難易度が20倍くらいハネ上がります。
たとえば買い物の場合、子どもがいると
・着替えさせる
・念のためおむつやお尻ふきを持っていく
・抱っこひもを持っていく
・車の場合チャイルドシートに乗せたり降ろしたりする
・抱っこしつつ買い物する
などの追加ミッションがたくさん発生します。
自分1人だけならサラッとこなせるのに、
子どもがいるだけでこの大変さ。
家に帰りついた時はもうヘトヘトです。
外食の場合だと、
・子ども用のお茶やベビーフードを準備する
・お店で子どもに食べさせる
・子どもに食べさせつつ自分も食べる
文字に起こすと簡単そうですが、
実際は何を食べたのかよくわからないくらい大変です。
もはや戦いと言ってもいいレベル。
本来なら外食は料理も後片付けもしなくていいから楽ちんなはずなのですが、
子どもがいるだけでとにかく大変になります。
だからうちでは外食の頻度がグッと減りました。
自分1人で行動できることがどんなにありがたいことなのか、
子育てで実感しました。
子育ては「命を守る」こと
子どもは常に親の予想を超える動きをします。
「予想外」が日常茶飯事レベルになります。
それゆえに危ない動きもすごく多い。
おもちゃを口に入れようとしたり、
コンセントの穴に指を突っ込もうとしたり、
気づくと階段を2~3段上っていたり。
一歩間違うと命が危ない行動をします。
だから親がしっかり見てないといけない。
子どもの命を守るために。
うちの場合、子どもをイスに座らせていた時に
子どもがイスから転落してしまったことがありました。
イスにはベルトがついており、しっかり固定してれば転落することはないのですが、
その時は肩のベルトがしっかりしまっておらず、子どもが身体をくねらせて脱出し、
イスから落ちてしまいました。
すぐに病院に連れていき、異常はなかったのでよかったのですが、
もし頭を打って大ケガになっていたら…と思うと今でもゾッとします。
その時の反省を生かし、子どもからは目を離さないことを徹底しました。
親が子どもを見るのはただのお世話じゃない。
子どもの命を守る行動なんだと実感したからです。
子育ては夫婦でやるもの
子育てはとにかく大変。
その大変さたるや、夫婦2人がかりでも余裕がありません。
親のキャパシティを100とするならば、
体感的に子育ては140消耗します。
つまり大人2人で子育てしても、
2人ともキャパの7割は消耗します。
こんなのワンオペでやってたら
あっという間に病むに決まってます。
昔は「男は仕事!女は家庭を守る!」とか言われてましたね。
でもこの言葉って男性に都合がいい言葉ですよね。
完全に男性から発信された言葉だと思います。
だって仕事ってお金がもらえるし、
何時から何時までって就業時間も決まってるし、
休憩時間だってちゃんとある。
子育てはお金もらえないし、
24時間ずっと頑張らなきゃいけないし、
休憩できない時だってしょっちゅう。
そんな仕事と子育てを完全に夫婦で分けちゃったら、
奥さんの負担がでかすぎます。
そりゃ夫に不満をもつ奥さんが増えるっちゅう話ですよ。
だから夫婦2人で子育てを協力するのは不可欠。
ていうかそもそも2人の子どもなんだから
「協力しない」という選択肢があるはずがない。
かくいう僕も最初は子育ての参加ができてなくて、
奥さんにグチをこぼされた経験があります。
「もっと子どもを見てほしい」と言われました。
僕の場合伝えてくれたからよかったものの、
奥さんが言葉に出さずずっと我慢してるパターンもあります。
その場合はストレスがMAXになって爆発するか、
そっと別れを突きつけられるかのどちらかになりますので
バッドエンドしかありません。
子育ては夫婦2人でやるもの。
これは絶対に忘れてはいけないことだと実感しました。
まとめ
壮絶な子育てを経験して実感しました。
1人時間はない。
努力を無にされても挫けられない。
生活の難易度は爆上がりする。
子どもの命を守りつつ
夫婦2人で協力しなきゃいけない。
大変なことばかりですが
自分自身は成長し、
いい方向に変われたと思います。
「子どもが生まれたら嫁って変わるよね」
そんなグチをこぼす男を見ると思います。
「いや、変わらずにいられるか」と。
ちょっとでも目を離すと命の危険にさらされる子どもがいて、
今までの生活ができるわけがない。
親も変わっていかなきゃ成り立たないのに
のほほんとして何も変わらない男がいるのに驚きます。
子どもの成長は早いです。
小さい頃からしっかり見てないと
成長を見逃してしまいます。
大変さと楽しさをどっちも味わいながら
親としての時間を頑張っていこうと思っています。
おわり
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