内向型の日常はとってもスリリングです。
物事を敏感にとらえる気質だから、日常のちょっとしたことで悩んだり、嬉しくなったりします。
そしてその感情を表に出したりしないから、
「これって自分だけ…?」
そんなことを考えてしまいます。
でも安心してください。
世の中の3分の1は内向型と言われていますので、およそ4000万人近くの仲間がいます。
自分と同じ気持ちの人がいるんだと思えたらすごく楽になれますよね。
この記事では内向型の人が日常で感じる「内向型あるある」を紹介します。
人と一緒にいると疲れる
内向型は他人と一緒にいると疲れます。
一人時間を過ごすのが好きな気質だから、人といるとストレスが溜まります。
特にパーティーのような大勢の人が集まるようなイベントは消耗が激しい。
まるでドラクエの毒の沼地のように、1歩進むごとにダメージを負うような感覚です。
ちなみに僕は中学時代の同窓会に参加した時、開始30分で帰ったことがあります(泣)
当時の友達がほとんど参加しておらず「まぁ見たことある」レベルの人しかいなかったため、ほとんど会話することもなく退出してしまいました。
たとえ友達や恋人でも、長時間一緒にいると疲れます。
でもそれはその人が嫌いなわけではなくて、ただ疲れているだけです。
楽しいスポーツをして身体が疲れるのと同じです。
だから1人時間を意図的に作り、元気を充電する時間が必要です。
飲み会は基本的に断る方向で考える
人の集まりがとっても苦手なため、飲み会は避けたいイベントです。
だからお誘いを受けた時は常に「どうやって断ろうか」と考えてしまいます。
だいたいの場合「予定があるから」で欠席する旨を伝えます。
たとえ予定がなくてもこの理由で回避しようとします。
これで了承してもらえたらいいのですが、
たまに「なんの予定?」と深掘りしてくる人がいます。
マジでやめてください。
予定は予定なんです。
家で一人ゆっくりするという予定があるんです。
でもそれをそのまま伝えたら絶対に飲み会に来いと言われるから、
予定があるという言い方にしてるんです。深堀りはしないで。
ドタキャンされるとテンションが上がる
内向型は「予定が詰まっている」ことにストレスを感じます。
遊びの予定だったとしても、自分の時間を抑えられている感覚がしてモヤモヤします。
その分、その予定が急になくなった時はテンションが爆上がりします。
突然手に入った自由と開放感に「ひゃっほー」と飛び上がりたくなります。
相手から「急にキャンセルしちゃってごめんね…」と申し訳なさそうにされても、
「全然大丈夫!また次の機会に集まろう!」と心から言えます。
全力で感謝しています。ドタキャンは大歓迎です。
注文と違うものが来ても「違う」と言えない
たとえばレストランで注文したのと違うものが来てしまった時でも、
内向型の人は「これ、違うんですけど…」となかなか言えません。
- 別にこれもおいしそうだしいいか
- また店員さんを呼んで交換してもらうの申し訳ないな
- 作り直すのに時間がかかるし、これを食べたほうが早いな
- クレーマーと思われるの嫌だしな
いろんな考えが頭の中を駆け巡り、その結果「何も言わない」という結論にたどり着きます。
あまりにも重大な間違いはさすがに指摘しますが、ちょっとした間違いでは内向型は動じません。
逆にちょっとした間違いで店員さんを鬼のように責め立てる人が理解できません。
サプライズが無理
相手に喜んでもらいたいと思ってサプライズを仕掛ける。
この想いはとっても素敵だと思うのですが、内向型としてはかなり辛いです。
なぜなら、リアクションを取るのが大変だからです。
内向型は感情を表に出すのが苦手だから、
「うわあ、めっちゃ嬉しい!!」
なんてリアクションはできずに、ただ驚いて固まってしまいます(笑)
特に強すぎるサプライズは内向型にとって逆効果です。
大勢の人が見てる前で愛の告白をするとか、
フラッシュモブで周りの人が一斉に踊り出してその中でプロポーズするとか、
もう帰りたくなります。
静かな雰囲気を好む内向型にとってサプライズはかなり重たいので、
仕掛ける場合は控えめなやつでお願いします。
電話がとっても苦痛
内向型にとっては電話はかなり辛いツールです。
それは次のような理由があります。
- いきなりかかってくるので心の準備ができないまま話さないといけない
- 知らない人でも話さないといけない
- ゆっくり考える時間がなく、すぐ返答しないといけない
今はメールやLINEがあるので電話をする機会は減りましたが、
仕事だとまだまだ電話をすることが多いです。
僕の職場はメールでやりとりする文化がなく、基本的に連絡は電話でやっています。
せっかく自分の仕事に集中してたのに、急に電話がなって手が止まる。
これが結構ストレスなんですよね。
また、自分が不在の時に電話がかかってきてたら
「〇〇さんに電話してください」とメモが残ってたりしますが、
これも大きなストレスになります。
かけ直さなきゃとわかっていても、なかなか電話に手が伸びない。
「とりあえず他の仕事を片付けてからかけ直そう…」
と後回しにしておいて、気づいたら何時間も経過していたということがザラにあります。
電話が社会に必要なツールであるのはわかりますが、苦手感は消えませんね。
街中で知ってる人を見つけると隠れる
これも内向型あるあるなんですが、もし街中で知ってる人に会ったら
ほぼ100%身を隠します。
その理由は「予定外のコミュニケーションをとると消耗するから」です。
別にその人が嫌いなわけではありません。
本来の予定にない行動をするとすごく疲れてしまうんです。
1人でのんびり外歩きを楽しみたかったのに、知り合いを見つけた瞬間ドキドキします。
「なんとか気づかれずに済む方法はないか」ということで頭が一杯になります。
やり過ごせた時はいいですが、隠れられない状況や相手に気づかれてしまった場合、
限りなく簡単なあいさつでやり過ごします。
それだけでもめちゃくちゃ消耗します。
繰り返しますが、人が嫌いなわけではありません。
予定外のコミュニケーションを取りたくないだけなんです。
1人時間を大切にする内向型ならではの感覚ですね。
まとめ
内向型の日常あるある、いかがだったでしょう?
これらは全部、僕自身も今まで経験しています。
内容を見ると少しネガティブな印象を受けるかもしれません。
「人に会いたくない」「電話が苦手」「違うと言えない」
コミュニケーションが苦手な自分を「ダメ人間だ…」と思ってしまいがちですが、
それは違います。
自分自身を守るための正常な反応なんです。
敏感な気質だから刺激を受けすぎると疲れてしまう。
だからこそ人を避けたり1人時間をとって自分を守るんです。
自分のことを感じ悪いとかダメ人間とか思わなくていいんです。
最初に言った通り、内向型の比率はおよそ3分の1。
この内向型あるあるを感じてる仲間がたくさんいます。
自分は1人じゃない。
そう思って楽に過ごしていきましょう。
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