内向型の性格は、弱みだと思われがちです。
学校や社会では外向的な人が良しとされ、内向型は良くないと扱われる。
そんな考えが今も根強く残っている中、内向型に強みを感じることは難しいですよね。
ただ、これだけは知ってほしい。
内向型は強みとメリットだらけです。
この記事では内向型が持つすばらしい強みをお伝えします。
この記事を読めば、弱みだと感じてたところも実は強みだったと気づけます。
その内向型の強みを活かし、人生を楽しめるようになります。
内向型の魅力を最大限に発揮し、自分らしい人生を手に入れましょう。
同じ失敗を繰り返さない
内向型は失敗した時、激しく落ち込みます。
この世の終わりのごとく落ち込んでしまい、そのことをかなり引きずってしまいます。
これは一見デメリットのように思えますが、実はそこが強みなんです。
失敗を引きずるということは、「失敗を忘れない」ということ。
だから同じ失敗を繰り返さないという強みになります。
社会では同じ失敗を繰り返すと「ダメな人」に認定されてしまいますよね。
その点内向型は過去の失敗を鮮明に覚えていまるため、同じような状況になった時はなぜあの時失敗したのかを思い返し、2度と同じ間違いを起こしません。
過去のできごとからしっかり反省し、次の成功につなげる。
これは内向型の強みであり、大きなメリットです。
僕自身、過去にやらかしてしまったことははっきり覚えています。
取引に関する説明不足でトラブルになってしまい、お客様を激怒させてしまったこと。
よかれと思って言った言葉で、相手に嫌な思いをさせてしまったこと。
今でも時々思い出して、恥ずかしい気持ちになったり落ち込んだりします。
こんな自分を嫌になってしまう時もありますが、だからこそ今後は同じ失敗をしないよう気をつけることができます。
失敗したって大丈夫。そこから反省して次に活かせばいいのです。
自分の経験値を成長に変える。
内向型はそれが無意識にできる強みをもっています。
敏感だから周りへの気遣いがすごい
内向型は周りの音や空気に対して敏感です。
救急車の音が聞こえてきたり、季節の変わり目で気温が変わってくるとするどく察知します。
そんな内向型の敏感さは人間関係でも発揮されます。
誰かが落ち込んでたり不機嫌そうにしてたりなど、人の気持ちの変化にすぐ気づきます。
この敏感気質は周りへの気遣いができるという強みになります。
そしてこの強みは、日常生活の様々な場面で役立てることができます。
場面ごとに具体例を見てみましょう。
職場の場合:上司に声をかける時は忙しくないタイミングを見計らったり、書類を作成する時はできるだけ相手がわかりやすいように作ったり、常に周りのことを考えて仕事をします。だから仕事の流れが自然とスムーズになっていきます。この流れを作っているのが内向型の気遣いなんです。
友達付き合いの場合:友達の異変にすぐ気づき、悩みの相談に乗ってあげられます。相談を受けている時はしっかり耳を傾けて共感します。偉そうにアドバイスしたりもせず、ただ相手の気持ちに寄り添おうとします。この姿勢に友達は救われます。内向型の気遣いは友人関係を良好にしてくれます。
公共の場の場合:内向型の人は公共の場でも常に気遣いある行動をとります。駅のホームでは絶対に列を乱さないし、買い物のレジに並ぶ時も会計がスムーズにいくよう財布を構え、ポイントカードなども事前に準備します。内向型の気遣いが社会の流れを円滑にしてくれます。
このように、内向型の気遣いは「周りへのサポート」という形で大きく役立ちます。
そして周りを気遣った行動により人間関係が良くなり、自分自身も過ごしやすくなります。
「自分が正しい」と思わないから謙虚でいられる
内向型は基本的に自信がありません(泣)
でもだからこそメリットがあるのです。
それは、自信がないからこそ「自分が正しい」と思わないことです。
僕の個人的な考えなのですが、
「自分が正しい」という考え方は危険です。
こんな考えは「自分は正しく、間違ってるのは周りの方」と錯覚させます。
自分の正しさを振りかざし、正論で相手を追い詰める。
とにかく自分が正義であり、自分と違う意見は全て悪として攻撃しまくります。
こんな人がいたら周りの人はたまったものじゃありません。
その点、内向型は自分に自信がないので自分を正義と思いません。
「ひょっとして自分が間違っているのかも…?」と考え、周りの意見にちゃんと耳を傾けます。
これって結構すごいことなんです。
誰だって自分が間違ってるなんて思いたくない。
そんな中で自分を疑い、周りに対して謙虚でいられる。
そうすることで自分の中にない新しい考えを取り入れることができます。
新しい考えを取り入れることで視野が広がり、人生の幅が広がる。
その結果人生が豊かになり、楽しくなる。
「自分を正しい」と思わない内向型は大きな強みでありメリットをもっています。
感情に任せて行動することがない
内向型はあまり感情を表に出しません。
だから「何を考えてるかわからない」とよく言われます。
ただこれも「感情に任せて行動しない」という強みになるんです。
内向型は感情をなかなか出さないけど、何も感じてないわけではありません。
むしろ心の中ではしっかりと感情が動いています。
ただ感情をそのまま表に出すと厄介なことになるとわかっているんです。
周りにもいませんか?
思いつくまま自分の言いたいことを言う人。
カッとなって周囲の人や物に当たり散らして周りをドン引きさせる人。
こんな人はだいたい周りから「面倒な人」と認定されています。
本人は気の向くまま行動してスカッとするでしょうが、周りからは距離を置かれます。
内向型はこんな行動を絶対取りません。
たとえ感情が高ぶった時でも、一度自分の中にとどめます。
嫌なことされたって人に暴言を吐いたりしないし、
運転中にカッとなってあおり運転なんかも絶対しません。
感情に任せて行動すると間違いなく悪い結果になります。
場の空気も悪くなるし、誰かが傷ついてしまう。
それがわかってるからこそ内向型は冷静でいられるんです。
感情を外に出さず、自分勝手な行動をとらない。
そして周りの雰囲気を乱すことなく誰もが心地よい空間を作れる。
これは内向型の立派な強みです。
行動はゆっくりだけど、確実に成果を出す
先ほどもお伝えした通り、内向型は感情に任せて行動しません。
だから「すぐやる」「即実行」は苦手で、行動のスタートはすごくゆっくりです。
ただこれもすごい強みになります。
内向型が即実行を苦手とするのには理由があります。
それは「得た知識を落とし込むのに時間がかかるから」です。
内向型はなにか情報を得たら、それについてじっくり考えます。
自分の中にある知識をフル稼働させて理解し、自分の中に落とし込もうとします。
その過程に時間がかかるから、即行動ができないのです。
周りからみたら動き出しが遅く、ゆっくり行動してるように見えるかもしれません。
確かに内向型のスタートはゆっくりです。ただし、
内向型は動き出したらものすごく強いです。
内向型が動き出す時、それは情報を自分の中で完全に理解した時です。
だから動き出してからはあれこれ考える必要がなく、すごいスピードで進みます。
そしていつの間にかすごい成果を出しています。
「内向型は引っ込み思案で行動できない」と思われがちですが、それは間違いです。
スタートが遅いだけで、行動できないわけではない。
むしろ行動しだしたら確実に結果を出すすごい人なんです。
それは「じっくり考えてから動く」という内向型の気質があってこそ。
コツコツと確実に進んでいく内向型はあらゆる場面で成果を出し、みんなから認められます。
まとめ
内向型の強みを5つ挙げてきましたが、いかがでしょう?
内向型すげえ!!
って思いませんか?
そうなんです。内向型はすごい強みがたくさんあるんです。
一見すると弱みに見えちゃうところも、強みに変えられます。
そうやってポジティブに切り替えることで自分に自信が持てます。
自信を持つとはるかに人生が楽しくなります。
たくさんの内向型が強みを知って、楽しい人生を送れますようにと願っています。
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